こちらの書籍を読んでました。
今回はこちらを読んで考えたことをメモしていきたいと思います。
ユーザーは何を考えるか
ユーザーが無意識に行っていること
ユーザーがサービスを利用する際に行うことは大まかに下記のような流れになるかと思います。
- 頭の中に過去の経験に基づくサービスの使い方の仮説を構築する
- ユーザーインターフェースによって操作する
- 情報を入力する
- 表示された情報を読み解く
そして、体験はこれら流れの中でユーザーが感じるストレスを小さくしたり、ユーザーに良い印象をもたせることで決定されると考えられます。
ストレスの源
上記に示した流れの中でユーザーが感じるであろう点について考えてみます。
- ユーザーが想像した挙動とサービスの挙動が異なる
- インターフェースの操作負荷が大きい
- 意思決定の負荷が大きい
- 入力の自由度が低い
- 表示された項目が整理されていない
- レイアウトが美しくない
- 操作が複雑
- 応答が遅い
こういった内容になってくるかと思います。
じゃあどうするか
基本的には、ストレスの源を排除してあげることがUXの向上につながっていきます。 ユーザーインターフェースの動作は基本に忠実で有るべきだし、意思決定や操作の回数はなるべく少ないほうが良い、情報は整理してユーザーに提示することが望ましく、それらはシンプルかつ高速に行うことができないといけません。
また、心理学的にユーザーの記憶に最も残るのははじめでも途中でもなく、最後なんだということは頭に入れておく必要があります。 「終わり良ければ全て良し」とは言いますが、これはユーザー体験にも当てはまるようです。 そのため、ユーザー体験としてのピークやゴールについては、特に体験の品質を最大化させることを考える必要がありそうです。
参考文献
参考文献というより、本書の大本になるサイトが下記の"Laws of UX"というサイトがこちらです。
過去UXについて勉強したのはこちらになってます。
その他、他の方の書評についても参考にさせていただきました。
感想
UXの捉え方も結構幅広いなとは思ってるんですが、主にサービスを使うところにフォーカスしているのかなとは感じました。 日頃我々は通常なんとなくサービスを体験しているわけですが、体験のデザインにも原理原則があり、その基本的な部分をこの書籍で学べた気がします。
これまでの経験則としては理解しているデザインに関する曖昧なイメージだったものが、言語化された感じがしました。 普段なかなか考えない部分だったのもあり、大変勉強になりました。