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「体育会系」について思うこと

「体育会系」って言葉はよく使われるんですが、時々「あれっ?」って思う事があります。 ちょっと気になったので、色々調べみたのでまとめてみました。

「体育会系」とは

まずは、世間的に「体育会系」という言葉に対して調べるところから始めます。

「体育会系」の言葉の定義

「体育会系」の意味をネットで調べてみるとこんな感じですね。

体育会系(たいいくかいけい)とは、大学などの課外活動の分類の一つ。転じて、それらに属する人々やその性格・気質の総称。反対語は文化系。

(体育会系 - Wikipedia)

部活動の運動部などで典型的に見られる気質や体制などを意味する語。気合いの精神、根性の重視、上下関係の絶対視などが挙げられる。

(体育会系とは - 日本語表現辞典 Weblio辞書)

要は、

  • 気合・根性
  • 上下関係

を重視するのが体育会系というのが、言葉そのものの定義のようです。

体育会系の人の特徴

「体育会系」の人の特徴を調べてみます。

1.上下関係に厳しい

2.負けず嫌い

3.目標を持つことができる

4.明るく人気者

5.モテるタイプが多い

6.おしゃべりな人が多い

7.とことん落ち込む

8.仲間意識が強い

9.小心者でもある

10.落ち着きがない

11.集中力がある

12.主観で判断する

13.決断力や行動力がある

14.上から目線になりがち

15.自意識過剰な面も

(体育会系男子の15の特徴)

「体育会系」の企業

では、体育会系の企業とは例えばどんなもんなのかを調べてみるとこんな感じでした。

1位 野村証券

2位 フジテレビ

3位 TBS

4位 テレビ朝日

5位 日テレ

6位 テレビ東京

7位 電通

8位 リクルート

9位 住友信託

10位 朝日新聞

11位 伊藤忠商事

12位 SMBC日興證券

13位 住友不動産

14位 読売新聞

15位 小学館

16位 集英社

17位 新日鐵住金

18位 サントリー

19位 日本生命

20位 丸紅

(【テレビ業界を押さえて1位は・・!?】体育会系が多い企業ランキング!|就活ノート|就職活動中の就活生がつくるリアルな就活情報・選考レポート)

特徴としては、

  • 大企業
  • TV・新聞・出版・広告関係が多い

と言った感じでしょうか。

私が体育会系について思うこと

はじめに言っておくと、別に私は体育会系を毛嫌いしているわけでも無いですし、むしろ体育会系を尊敬しています。 社交性というか、大人数で仕事を進める際にはむしろ喜ばれる能力だと思っています。

私が体育会系について思うことは、大きく分けて下の2つです。

  • 「体育会系」って実はものすごく少数なのでは?
  • 「体育会系」じゃないからといって礼儀を重んじなくていいわけではない

「体育会系」っては実はものすごく少数なのでは?

社会になると、「日本一になる」とか「◯◯で優勝」とかわかりやすい目標はなく、必ずしも体育会系じゃなくても生きていけるようになっています。 実際、世の中は上下関係を重んじてリーダーシップも取れるような「体育会系」ではない人が過半数を占めている気がします。

そう考えると疑問に思うのは、「ほんとに体育会系って企業に求められているの?」ってことです。 大企業に多いのはわかったんですが、世の中大企業だけではないですし、メディア関係以外だと実際のところどうなんでしょうか。

参考 人事部好む体育会学生の"クソ"と"買い" マツコ「元野球部社員の9割クソ」 (1/2)

だんだん、体育会系って意外と嫌われてるのかもと思ってしまいました。 でもちゃんと読んでみると、「体育会系」な人が駄目なんじゃなくて、純粋に人間的にだめな人がたまたま体育会系出身だっただけにも見えます。

上で調べた体育会系を体現できてれば、人望あふれる上司になりそうですし。 そう思うと、運動部を出ただけの「なんちゃって体育会系」がやたらと多いのでは?と思ってしまいます。

「体育会系」じゃないからといって礼儀を重んじなくていいわけではない

日常生活する上で、体育会系に求められる程の上下関係やら礼儀を重んじる必要は無いと、個人的には思います。 実際、社会人の過半数が体育会系ではないとして、今のところ何不自由なく生活できています。 ただ、「体育会系=礼儀ただしくするべき」が成立したとしても、「体育会系ではない=礼儀なんていらない」とはならないと思っています。

ちょっとしたことで「体育会系じゃないから」というのを大義名分に使う人が時々います。 体育会系じゃないから挨拶しなくていい、体育会系じゃないから先輩に敬語を使わなくていい、とはならないと個人的には思っています。

まとめ

人によって抱く印象がかなりばらつきのある言葉なので、会話していて「あれっ」思うことがあります。 以上、少し思うところがあったので、適当にまとめてみました。