新婚旅行でモルディブに行ってきました。
めっちゃ南の島感ある pic.twitter.com/4h1LfxF17G
— 野川の側 (@nogawanogawa) 2023年11月27日
来てから「すげー」ばっか言ってる pic.twitter.com/jRD0bECPG0
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海外旅行にあまり行き慣れていない夫婦なもので、準備段階からあれこれ結構考えて進めていきました。 海外旅行などあまり行くこともないので、どんな感じで新婚旅行の準備を進めていったのか自分なりに考えたことと結果としてどうだったかを書き残していこうと思います。
行く国を決める
我が家夫婦では新婚旅行の方針として「リゾート地でのんびりしたいよね」と話していたこともあり、その線で探していました。
最初に候補に上がったのは次の3つでした。
- モルディブ
- カンクン(メキシコ)
- バリ(インドネシア)
この内、バリは「新婚旅行じゃなくても比較的行きやすそう(別の機会でも行けそう)」という理由で外しました。
カンクンはわりと真剣に悩んだんですが、
- 海外旅行に結構慣れてないとレベル高そう
- できることが多くて滞在期間中も結構忙しそう
という理由で外しました。 結果的に「モルディブがいいんじゃない?」ということになりました。
考えたときの比較表はこんな感じにしました。
モルディブの中で行き先を決める
モルディブに行くと決まっても、まだまだ色々決めないといけません。 モルディブでは基本的に島ごとに1リゾートになっており、どの島に行くかで特徴が大きく異なります。
ざっと調べた感じ、リゾートの比較観点は下記のような点になるようでした。
- 島の場所
- 島の雰囲気
- 水上ヴィラ or ビーチヴィラ
- ご飯が美味しいか
- ハウスリーフの有無
- お値段
島の場所
モルディブについて調べてみると、こんな感じの説明がなされています。
モルディブは 1,000 を超える珊瑚島と 26 の環礁からなるインド洋に浮かぶ熱帯の国で、ビーチやブルーラグーン、そして豊かに広がる珊瑚礁で知られています。 google検索
旅行先を選ぶ上で環礁が一つのポイントになります。 島はそれぞれ環礁に属しますが、代表的な環礁は下記のようなところがあるようです。
- 北マーレ環礁
- 南マーレ環礁
- アリ環礁
- バア環礁
合計26の環礁があるのでもちろんこれだけではないですが大まかにはこんなもんです。
マーレからの移動手段
各環礁の簡単な紹介はこの後書きますが、マーレからの移動手段だけ先に紹介します。
それぞれの島がリゾートになっている関係上、マーレ空港に到着後にそれぞれリゾートまで移動する必要がありますが、おおよそ環礁ごとに移動手段が異なっていたりします。
- 南北マーレ環礁 : スピードボート
- アリ環礁・バア環礁 : 水上飛行機
基本的に水上飛行機は夜間に飛ばないので、想定より旅行期間が短くなる可能性がある点に注意が必要です。 旅程の初日にモルディブのマーレ空港に到着しても、夜に到着した場合には水上飛行機が飛んでいない関係でマーレで一泊することになり、全日程の中で1日は目的のリゾート以外に滞在することになります。
一方、スピードボートはマーレ空港に到着後(多くの場合は)そのままリゾートへ比較的スムーズに移動できるそうなので、その点では便利かもしれません。(といっても、夜に到着できてもご飯食べて寝るだけにはなりますが)
北マーレ環礁
モルディブにあるリゾートの多くは北・南マーレ環礁に集中しています。 中でも北マーレ環礁は早期からリゾート建設が進められていたこともあり、リゾートの数が多いことが特徴のようです。
地理的には大体この辺です。
リゾート開発とともにダイビングスポットも多く発見されており、マンタなどの大型回遊魚との遭遇に期待できるのが特徴です。 首都マーレからの距離が比較的近いことから、マーレ空港からはスピードボートでの移動となることが多く、水上飛行機などと違ってその日のうちにリゾートに到着でき、滞在期間をより長くすることができるメリットがあります。
南マーレ環礁
南マーレ環礁も早期からリゾート建設が進められてきた地域で、スピードボートで1時間以内でアクセスできる地域になっているようです。 南北マーレ環礁の間は水路になっていて、そこを超えて南に進んだ先にあります。
地理的には大体この辺です。
こちらもマンタやジンベイザメに合うこともできるそうで、日本人ダイバーも多く集まるそうです。
アリ環礁
アリ環礁はマーレの西方に位置し、昔はあまり日本人には縁がなかった地域だそうですが、水上飛行機の整備によって現在は南北マーレ環礁と同じくらいアクセスし易い地域になっているようです。
地理的には大体この辺です。
世界有数のジンベイザメに会えるスポットで有名だそうで、魚影の濃さと見られる魚の種類が非常に多くダイバーに非常に人気だそうです。 世界的に有名なリゾートが多くあるのもアリ環礁の特徴だそうです。
バア環礁
バア環礁はマーレから北西に位置し、水上飛行機で30〜40分ほどで行けます。
地理的には大体この辺りです。
環礁内は、近年ラグジュアリーリゾートが増えているような地域でもあります。
7〜11月はマンタの遭遇率が高く、ジンベイザメも現れることがあることから、ダイバーに人気のスポットになっているようです。 環境保護に力を入れている箇所でもあり、手つかずの海が多いのが特徴だそうです。
島の雰囲気
島の大きさやリゾートの規模によっても結構違いがあり、島によって雰囲気が結構違うみたいです。
自分が探してたときは、
- 大きさ
- 部屋数
くらいを確認していました。
大きさ
モルディブの島の大きさは一つ一つかなり異なっています。 小さい島は歩いて20分程度で1周できてしまうのに対し、歩いて1周30分以上かかるような大きな島もあったりします。
小さい島はフラッと散歩に行けたりしますしプライベート感がありますが、人によっては物足りなく感じるかもしれません。
逆に大きな島は、中心にはジャングル感のある緑が広がっていたり、島の散策用の自転車が用意されていたりと、冒険しているような感覚があります。デメリットもあって、島での移動が大変だったり混雑したりするらしいです。
どちらが良いとかは特にありませんし、好みが分かれる部分ではあります。
部屋数
また、意外と大事なのがリゾートにある部屋数のようです。 特にリゾートの共用部に対して宿泊者が多いと、混雑している感覚を覚えてしまうのでその点は注意が必要かもしれませんね。
逆に、比較的小規模なリゾートではこじんまりとはしていますが、レストランやプールなどの共用施設・設備などはスムーズに利用できるように感じるかもしれません。
その他:年齢制限
その他、リゾートによっては年齢制限があったりします。 具体的には成人の方しか滞在できないリゾートなどでは落ち着いた雰囲気になっていますし、逆に家族連れでも行けるような島では家族で訪れる方もいます。
こうした年齢制限などからも島の雰囲気が垣間見えたりします。
水上ヴィラ or ビーチヴィラ
モルディブといえば、なんとなく水上ヴィラに滞在することをイメージする方もいると思います。 実際、多くのリゾートには当たり前のように水上ヴィラがあります。
一方、陸地にコテージがある形のビーチヴィラを選べる場合もあり、こちらのほうが金額が安い傾向があります。 また、陸地にあるとはいえ多くの場合ビーチに面しています。 この場合は海までの距離はそれほど遠くないので、そこまで気にする必要はない気もします。
このあたりのこだわりの問題ですが、意外と値段を左右してきたりするので考えてみるのもいいかもしれません。
ハウスリーフ重視 or ラグーン重視
モルディブについて調べるとハウスリーフというあまり聞かない単語が出てきますが、意外と重要なので紹介です。
ハウスリーフとは、”島の周りをぐるりと囲むサンゴ礁”のこと。 ハウスリーフとは|グルービーツアー モルディブ旅行の老舗専門店
島を囲むサンゴ礁は基本的には多様な魚の生息地となっているので、ハウスリーフが広がっているリゾートはシュノーケリングしていてもたくさんの魚を見ることができます。
逆に、真っ白な砂浜が広がっている島もあり、非常に景観が美しいのが特徴です。 景観重視であればこうした島は非常にいいかもしれません。 一方、こうした島ではサンゴ礁に生息するような魚はあまり多くは見られないので、シュノーケリング重視なら物足りないかもしれませんね。
ハウスリーフ・ラグーンも好みの問題なのでやりたいことに応じて選択したらいいと思います。 あと、ハウスリーフしか無い・ラグーンしか無いという島のほうが珍しく、大概はハウスリーフと砂浜どちらもあるので「どちらを重視しようか?」くらいの気持ちで島の地図を眺めるといいかもしれません。
ご飯が美味しいか
旅の醍醐味の一つに、旅先でのご飯の美味しさは挙げられると思います。
特に、日中からお酒を楽しんで半分酔った状態で一日を過ごす楽しみ方をする方はお酒の提供を重要視したほうが良いです。 逆に、食事を重要視する場合にはそのあたりも気を配ったほうが良いです。
食事の美味しさを海外の口コミで判断しようにも、日本人の好みに合うかは書かれていないのでその点は注意が必要です。 モルディブはインド洋に位置し、地理的にはアジア系の料理が中心になります。 洋食や中華も普通に出されていますが、味付けが日本人の好みに合わない場合があるようです。
食事の美味しさを気にする方は、日本のツアー会社が出しているようなレポートを参考に、日本人の好みに合うかどうかはチェックしたほうがいいかもしれません。
お値段
最後に、当たり前ですがお値段も重要です。 モルディブって実際どれくらいお金かかるの?ってところを把握しないと、選択肢を絞り込みきれないのでこの辺も大事です。
ホテルごとに値段設定も結構違っていて、他のポイントと比較しながら予算内に収めないといけないですね。 モルディブの場合、時期によってホテルの宿泊費がガラッと変わったりするので、その点も考慮は必要です。 乾季が高く、雨季が安くなっているケースが大体です。
高ければ良いというわけでもない
調べていて知ったんですが、モルディブのホテルは高ければ良いリゾートというわけではないらしいです。
近年のモルディブは中国などの富裕層にも非常に人気のリゾート地だそうです。 こうした富裕層の方々ですが、必ずしも海で泳いだり潜ったりすることを主目的にしていない点がポイントです。 こうした方々の中には泳げない人も意外といるらしく、日中からお酒などを飲みながらプライベートプールや水上ヴィラでのんびりする体験を求めてやってきているようです。
こうした富裕層向けのホテルは当然金額が高くなりがちで、そういったホテルがこの数年で新しく作られて値段が高めに設定されていたり、特に水上ヴィラのデザインや内装・設備にはお金をかけられているそうです。 一方、海でのアクティビティをそこまで重要視していないので、島の近くに大きなサンゴ礁がないということもあったりするそうです。 そのため、海はきれいなんですが、行ってみたら思ったより魚がいないということもあるそうです。
そんなこんなで、"金額が高い = 富裕層向け(のことが多い)" となっており、必ずしも日本人が考える良い宿のイメージと一致しているわけではないので「高いホテルにやってきたのにがっかり...」みたいなことが起こるかもしれないので注意が必要です。
詳細を決める
どこのリゾートに行くかを決めたら、詳細を決めていく必要があります。
時期
モルディブは現地で何をするにしても基本的に晴れていることが前提になるので、天気が雨だと本当にできることが限られます。 モルディブには雨季と乾季があり、乾季のほうがホテルの値段が高く、雨季のほうがホテルの値段が安い傾向があります。
- 11月〜4月:乾季
- ただし、乾季と言っても11月はまだまだ雨の多い時期で、よく言われるベストシーズンは1〜4月ごろだと言われています
- 5月〜10月:雨季
ツアー or 個人手配
モルディブは基本的に旅行期間はずっと一つのリゾートに滞在する形になります。 そのため、個人で予約しようがツアーで予約しようが現地に行ってしまえば帰路につくまで個人行動になり、基本的に予約の形態によらず出国から帰国まで同じ行動を取ることになります。
個人ですべて予約しても良いんですが、リゾートによっては水上飛行機の乗り継ぎの関係で滞在先のリゾートの他にマーレなどでも宿泊が必要になることがあります。 こうした追加の宿泊先の手配もお願いできるので、ツアーだと楽というのはあるかもしれませんね。
ツアーでハネムーンプランが用意されていたりする
モルディブはハネムーン旅行で訪れる方が非常に多く、ツアーでもハネムーンプランなどを用意している場合が多いです。 特典の内容はリゾートごとに違ったりしますが、自分がツアーの見積もり取っているときは「リゾート内のちょっと良いレストランで食事がつく」というのが多かった気がします。
飛行機
移動に使う航空会社でも料金が変わってきたりします。 モルディブだと大体下記の航空会社が検討に上がるかと思います。
- スリランカ航空
- シンガポール航空
- エミレーツ航空
- キャセイパシフィック航空
- カタール航空
参考: 日本からモルディブに行く!どの航空会社にする?? | モルディブ旅情報ブログ
金額で言えば香港航空やスリランカ航空がお安くなると思います。 ただし旅程の都合によって就航してなかったり金額が変わったりするので、そのあたりは必ず選べるとも限らないようです。
それから、ツアーで申し込む場合にはそもそも航空会社の選択肢が絞られていたりもするので、その点も注意が必要です。 私が探した感じでは、スリランカ航空とシンガポール航空のどちらかでツアーが組まれていることが多かった気がします。
参考文献
ここまでの内容は、下記の記事などを参考にさせていただきました。
まとめ
以上、前半の調査編でした。 これからモルディブに行こうという方のご参考になれば幸いです。
続編書きました↓